「なんで自分はこんなに人と関わるのが苦手なんだろう」
「もっと堂々とできたら、人生楽なのに」
そんな風に、自分の“繊細さ”や“緊張しやすさ”を責めたことはないだろうか。
私はずっとそうだった。
人の目を気にしすぎて、自分が言った一言を何時間も引きずって、夜中に思い出して寝れなくなることもしょっちゅう。
みんなが当たり前にやっているような「雑談」すら、私にとっては頭フル回転の苦行だったりする。
でも最近、そんな自分の特性を「悪いもの」としてだけ捉えるのは、少し違うかもしれないと思うようになった。
社会不安障害やHSPのような“繊細な気質”を持つ人たちは、一般的に「生きづらさ」を感じやすい。
だけどその裏には、他の人にはないような**静かな“強み”**があることにも気づいた。
たとえば、共感力。
他人のちょっとした言葉の裏にある気持ちを感じ取ったり、
相手が言いにくそうにしている時に、先回りしてフォローできたりするのは、
敏感だからこそできる“気遣いの力”だと思う。
職場でも、無意識に周囲の空気を読んで、みんなが気持ちよく過ごせるように細かく気を配っていたりする。
その結果「あなたと一緒にいると安心する」と言われることも、実は多い。
あとは、深い集中力や観察力も強みの一つ。
一つのことにじっくり向き合えるから、文章を書く、創作をする、企画を考えるといった“内向的な力”を活かす場面ではすごく力を発揮する。
たとえばブログもそう。
人前ではうまく話せなくても、言葉にすれば、じっくり自分の想いを伝えることができる。
このページを読んでくれているあなたも、もしかしたら「書く方がラク」って感じるタイプかもしれない。
そして、誠実さや責任感の強さも、繊細さんの特徴。
「失敗したらどうしよう」「迷惑をかけたくない」って考える分、
人一倍準備して、真剣に取り組む。
だからこそ、一緒に仕事をする人から信頼されやすかったりする。
もちろん、「敏感さ」や「不安の強さ」は、日常で苦しいこともたくさんある。
でも裏返せばそれは、人よりも多くの情報を受け取って、深く感じられる才能でもある。
人の痛みに気づける力。
空気を読んで、優しさを発揮できる力。
一人の時間で、自分なりに世界を見つめられる力。
そういった力は、騒がしい世界の中ではなかなか評価されにくいけど、
確実に“価値”として存在している。
だから、自分の中にある「繊細さ」を恥じなくていい。
無理に“普通”を目指す必要なんてない。
そのままの自分で、“自分に合った生き方”を少しずつ見つけていけばいいと思う。
私もまだまだ迷ってばかりだけど、
このブログを通して、「同じように感じてる人」に届けばいいなって思ってる。
繊細なあなただからこそ、気づける世界がある。
それを強みにして、一緒に進んでいこう。
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