社交不安障害×HSPの私が選んだ仕事。派遣社員×工場勤務のリアルとおすすめポイント

社会不安障害とHSP。この2つの特性を持って生きることは、正直しんどいことが多い。

特に「仕事」となると、他人との関わりやストレスが避けられない場面が多くて、日々すり減るような感覚になる。

私は、昔から人前で話すのが苦手で、初対面の人と目を合わせて話すだけでも心拍数が上がるタイプだった。

そんな私がいろんな仕事に挑戦してみた結果、今は「派遣社員として工場勤務をする」という形に落ち着いている。

この記事では、社交不安障害・HSPの視点から見た「派遣×工場勤務」のリアルな体験と、そのメリットについてお話ししたい。

人とのコミュニケーションが少なくて済む職場

正直、接客業やコールセンターなど、常に人と接しなければならない仕事は、私には地獄だった。

話すたびに緊張し、言葉が出てこない。相手の反応を気にしすぎて、終業後はどっと疲れる。

それに比べて、工場勤務は圧倒的に**「人との関わりが少ない」**。

もちろん、まったく会話がないわけじゃない。最初の研修や、たまに報告・連絡の必要はある。

でも、基本的には「黙々と作業」に集中できる環境で、それが私にとってはすごくありがたかった。

誰かと雑談する気を使う時間がない。

昼休みも一人で過ごしていい。

そういう空気の中で、ようやく「働くこと」に対する恐怖が少しずつ減っていった。

精神的に楽だから長く続けられる

人と接しない仕事って、「単調でつまらない」と言われることもある。

でも、私にとってはその「単調さ」がむしろ安心材料だった。

次に何をするか、誰とどう関わるかをいちいち考えなくていいから、精神的な消耗が少ない。

HSPの私は、些細な刺激でもすぐに疲れてしまう。

他人の怒鳴り声、上司の機嫌、職場の雑音。そういうものに敏感に反応してしまうから、静かに、一定のリズムで作業できる工場は心の安定に繋がった。

特に工程によっては、女性にとっても比較的楽な作業が割り当てられることがある。

重たいものを持たない、手先での細かい作業中心など、体力的にもきつすぎない現場も多い。

もちろん職場によって差はあるけど、合わなければ派遣なら別の現場に移ることもできる。

1番の魅力は「寮費無料」!

私が今働いている工場で一番ありがたいと感じているのは、寮費が無料という点。

社会人になってからずっと家賃に苦しんできたけど、今はその負担がゼロ。

これは本当に大きい。

例えば、月5万円の家賃がかからないだけで、年間60万円が浮く。

その分をそのまま投資に回すことができる。

NISA枠にしっかり入れて、将来のFIRE(早期リタイア)資金にできると思うと、モチベーションも上がる。

しかも、光熱費込みの寮もあるし、家具家電付きの場所もあるから、引っ越しも楽。

私のように貯金を増やしたい人、最低限の生活費で暮らしたい人には、寮付き工場は本当におすすめ。

合わなければ、また別の工場へ

正直、どんな仕事でも「合う・合わない」はある。

工場でも、人間関係がきついところもあれば、作業がハードな場所もある。

でも、派遣という働き方には「途中でやめても、次の仕事が見つかりやすい」という強みがある。

だから、「ここは合わないな」と思ったら、無理して続けずに次を探せる安心感がある。

それもあって、私は長く無理せず働けている。

自分に合った働き方を選ぶのが一番

周りがどんな職に就いていようと、何を言ってこようと、大事なのは自分が続けられるかどうか。

社交不安障害がある人にとって、無理して営業職や接客業に就くより、

自分が穏やかに過ごせる職場を選んだ方が、結果的に「長く働ける」し「生活も安定する」。

私は工場勤務に出会って、ようやく「働くこと」が少しだけ怖くなくなった。

寮費がかからず、ストレスが少なく、作業に集中するだけでいい。

そんな環境だからこそ、日々の疲れが少なくなって、心にも少し余裕が生まれた。

最後に:あなたにも、自分に合った仕事がきっとある

「働くのが怖い」「社会に出るのがつらい」

そう思っている人は、きっとたくさんいると思う。

私もそうだったから、気持ちはすごくわかる。

でも、社会にはいろんな働き方があって、その中には社交不安障害やHSPの人に優しい仕事もある。

私にとっては、それが「派遣×工場勤務」だった。

いまの仕事が合わないと感じたら、無理しないで。

ゆっくり、自分に合う場所を探していこう。

この世界に、あなたの心を守りながら働ける場所は、きっとある。

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